女天研講座特別編●シンポジウム

「絵が語るハンセン病――隔離政策、優生思想、天皇制」
ハンセン病元患者が残した絵から見えてくるもの

 

ハンセン病と診断され、生涯、療養所という隔離施設で生きることを余儀なくされた人たちが、たくさんの絵を描き残した。その絵を世に紹介することをとおし、ハンセン病をめぐる問題を問うてきた蔵座江美さんからお話を聞く。
▶1996年に廃止された「らい予防法」は、過去90年近く続き、数々の残酷な人権侵害を続けてきた。その歴史はいまも終わっていない。
▶いま、日本の近代史は「明治150年」として称賛される一方、同調しない・できない者、異文化・異端・異常と認識される者への排斥・排除を容認する空気が膨れ続けている。
▶偏見・差別・排斥・排除を正当化し、容認させていく制度や慣習。そして天皇・皇族らによる、慰撫というものを言わせぬためのアメ。この息苦しい社会とその歴史を生きた・生きる人びと。私たちは、まずはこういった歴史を知ることから始めていきたい。

 

■お話とスライド:「ハンセン病元患者が残した絵から見えてくるもの」
■蔵座江美(ヒューマンライツふくおか)
*女天研から若干の問題提起あり

日時:2018年12月15日(土)18:15開場
会場:文京シビックセンター5階会議室AB
資料代:500円

主催:女性と天皇制研究会(jotenken[あっと]yahoo.co.jp)